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2006年1月 5日 (木)

アフリカ事情報告Ⅵ(マダガスカル3)

IMG_0073                      専用ヘリで穀倉地帯を視察

 翌朝、大統領は急遽同行できなくなったものの、私と水落議員とが農林畜産水産省の次官の案内によりアンタナナリヴの北東約200㎞アロチャ湖周辺のアンバトラザカへ視察に出かけました。ヘリで約40分、到着後村長の案内により、FoFiFa国立研究センター、人材育成センター、畜産センター等を視察しました。建物だけが新築され、内味は何も無く、まさに日本の援助を期待して敢えて案内されたのかどうか、全く意味不明でした。IMG_0070

           中がからっぽの新しい人材教育センター

 その後、ヘリで穀倉地帯全域約10haを上空から眺望し、種子センターを訪問しました。そこでは水田農業の実証試験や牛の胃液を利用した堆肥の研究、そして種子の開発等々の研究が行われていました。ここでもやはり、不十分な土地改良と土壌改良、そしてすさまじい密植など基本的な農業技術の不足が私のような門外漢が見ても明らかな程でした。また、その種子センターには、稼働していない田植え機などヤンマーやクボタの農機具が埃をかぶっていました。

 まさにODAの問題点の1つ、すなわち、日本の素晴らしい農業機械が提供されているものの、一旦故障した際、その修理技術や部品の欠如により折角貢献しだした機械が、その能力を発揮することもなくまだまだ新品の状態のまま倉庫に眠ってしまうという現状が散見されました。ODAの成果が相手国に十分発揮できているか否かの検証をしっかりとすることが大切であることを改めて痛感した次第です。でなければ我が国の経済財政状況厳しき折柄、ODAの必要性に対する国民の厳しい批判を受けとめることはできず、納得して頂くことは難しいでしょう。加えて マダガスカル稲作農業においては、田植機や刈り取り機などの高レベルな農業機械の提供よりも、もっと基本的な機械、たとえばトラクターや灌漑用水路堀削用機械がまず必要と認識しました。

 いずれにしても、マダガスカル農業振興担当議員としては外務省・農水省他と連携して今後のマダガスカル農業の発展のために何か一つの成果を出したいものだと願っています。

《こぼれ話⑤》

アンタナナリヴにてJOCV活動サイトの「チンバザザ動植物園」を視察する機会を得て、そこでサルの飼育(キツネざるetc)をしている田中ちひろ隊員の案内のもと約1時間園内を散策しました。そこでは夜行性の猿らしくない猿、歌でおなじみのアイアイを無理矢理ハチミツやバナナその他の食事の匂いで起こし、ラッキーにも素晴らしいシャッターチャンスに恵まれました。この旅の中では、本当に数少ない憩いの一時でした。IMG_0064

                          歌でおなじみのアイアイ

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