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2006年1月25日 (水)

沖縄視察

 1月11日 沖縄及び北方問題に関する特別委員会派遣の一員として沖縄県に到着後 すぐに 沖縄平和記念公園を訪れ、国立沖縄戦没者墓苑に参拝 献花し、平和の礎を視察しました。

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国立沖縄戦没者墓苑に参拝・献花する
 

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「平和の礎」
  後方には各都道府県別に
  戦没者の名前が刻まれて   いる

 




 


  戦後60年 ややもすれば記憶が薄れがちになる戦後の悲惨さ、沖縄戦の激しさ そして いまもなお続く沖縄の苦しみを改めて実感すると共に、平和に向けての政治のあり方について真剣に議論していく必要性を再確認した次第です。

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「平和の火」





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愛媛県の戦没者の碑の前で


 





 午後には、沖縄県庁を訪問して、知事をはじめ 県幹部と基地問題を中心に 沖縄振興策についての意見交換をし、沖縄県キャリアセンターでは、若年層の失業率上昇問題についての概況説明を受け 夕刻 北部市町村長(12市町村)との意見交換会に臨みました。
 翌12日は 早朝からキャンプ・シュワブ(普天間飛行場代替施設建設予定地)、キャンプ・ハンセン、嘉手納飛行場、普天間飛行場等々 米軍基地を視察し 途中 沖縄科学技術大学院大学建設予定地の視察をはさみ、夕刻 経済団体代表者との意見交換会に参加しました。
 翌日 派遣委員団は久米島に渡り久米仙工場や海洋深層水研究所を視察に出かけましたが、私はAPPU海外視察のため 本体から離れ 沖縄から空路約1時間半、台北に向け飛び立ちました。
これが、沖縄視察日程の概要ですが 以下 若干のコメントをします。

 何といっても 現在の最大の問題は、米軍再編にともなう沖縄の負担軽減、特に、普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部への移設修正案の是非についてです。

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キャンプ・シュワブより
辺野古沖合への普天間飛行場移設予定地(従来案)を望む


 


 
  
 稲嶺沖縄県知事からは、昨年10月 国・県・名護市が合意した 辺野古沖の従来案を一方的に白紙に戻し、新たな合意案(修正案)を提案したことに対し、大いなる不満が述べられ、県も地元名護市も周辺地区もすべて反対しているとの表明がありました。

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キャンプ・シュワブより
辺野古沿岸への普天間飛行場移設予定地(修正案)を望む



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従来案(沖合)と修正案(沿岸)の位置関係







 その理由として、新たな沿岸案は滑走路が辺野古の集落から700mしか離れておらず、従来案の2.2km.と比較して 住民の負担軽減という観点からは後退していること。
 また、将来的に回転翼(ヘリコプター)だけにとどまらず 固定翼(ジェット機)が離発着できるよう滑走路が延長されるのではないか という住民の不安 等々があげられます。
 いずれにしても、日米安全保障体制を含む日米同盟関係が、我が国及び東アジアの平和と安定に寄与しているという理解は 国も沖縄県も共有しているのですから、後は沖縄県の痛みも共有し、可能な範囲内での地元への情報の事前提供が極めて重要であると認識したところです。

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H.S.クラーディⅢ大佐の案内によりキャンプ・ハンセン内レンジ4を視察





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屋外射撃訓練場(キャンプ・ハンセン)





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突撃用訓練施設(キャンプ・ハンセン)







 その後、H.S.クラーディⅢ大佐の案内により、キャンプ・ハンセン内レンジ4の陸軍複合射撃訓練場を、上空を度々飛ぶジェット戦闘機や射撃訓練場での凄しい騒音の中視察し、

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道の駅「かでな」より
住宅地に50m.と隣接している嘉手納飛行場を見る

 



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4000m.級滑走路2本を有する 「嘉手納飛行場」

 


 



 住宅地に50m.と隣接している嘉手納飛行場(4000m.級滑走路2本)の偉容を 道の駅「かでな」から俯瞰し、町のど真ん中にある普天間飛行場では、JV.メディナ司令官より現況説明を受けながら、沖縄に住む人々の騒音に対する苦悩と安全に対する不安感の払拭という負担減に国民一人
一人が意を用いなければならないと改めて実感しました。

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嘉手納飛行場で訓練するヘリコプター






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嘉手納飛行場上空で訓練飛行するF-15戦闘機








 加えて、日米地位協定の抜本的な見直しについても、この際 単に沖縄県だけの問題としてではなく、日本全国の問題として捉え議論していくべきだと思います。
 また、県や北部市町村会・経済団体からは、基地問題に加え、沖縄振興策の一環として世界最高水準の科学技術の発展に寄与する国家プロジェクトである沖縄科学技術大学院大学の設置促進や若年者雇用対策の推進、また、道路・港湾・空港等々の基盤整備の充実・強化 さらに、離島・へき地における医師確保対策などについての要望を受けました。

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普天間飛行場内で
JV.メディナ司令官らと意見交換する





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普天間飛行場にて
JV.メディナ司令官より説明を受ける 地元 西銘議員及び水落議員と共に







―沖縄のもつ3つの顔―
 その1つは、青い海と白い砂浜 そして プライベートビーチをもつ南国のビーチホテルに象徴される 海洋リゾート地としての沖縄。
 2つには、米軍基地から派生する諸問題 たとえば、普天間飛行場の危険性や各基地における尋常ではない騒音等に悩む沖縄。
 3つには、過去の戦争の傷跡や心の傷をいまだ真近かに感じる沖縄。
この3つの沖縄の顔を見ながら、諸問題の解決のために努力することの難しさを感じつつも、決して看過することのできない現実をしっかり直視しなければならないと思いました。 

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