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2006年9月 7日 (木)

モンゴルの将来は?(モンゴル事情⑤)

 モンゴルは 民主化後、中国・ロシア両隣国のどちらにも偏らない二国間関係の維持をめざし、さらに 第三極(アメリカ・日本・韓国など)との関係を強化して 微妙な外交バランスをとろうとしています。

 実際のところ 反中国・親ロシアという国民感情は若干残っているようですが、それにも増して 日本との関係重視を図り、経済協力を期待しているとのことでした。

 恐らく 将来のモンゴルは、中国・ソ連 そして第三極としての日本・アメリカとの微妙なバランスを上手にコントロールしながら、世界最大級の地下資源を活用して経済成長を遂げていくものと期待されるところです。

 そのモンゴルの将来を握る地下資源。

 私達は 南ゴビ地域、オヨートルゴイ鉱区の銅・金鉱床開発予定地の視察に出かけました。

 オヨートルゴイは ウランバートルから南南東へ約580㎞、ゴビ砂漠の上空を約1時間20分の空の旅で到着します。

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                                 このプロペラ機が 舗装されていない滑走路を滑走する。                                                                                                  

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 白から赤へと砂漠が色を変えていくうちに、舗装されていない(特殊な砂を固めている)滑走路に着陸し、バスで 当地域の権益を100%取得し、2009年より露天堀り、2011年より坑内堀りをスタートさせるために 探鉱・試堀をしている カナダのアイバンホー・マインズ社のキャンプを訪問し、レクを受けました。

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                                 オヨートルゴイ・アイバンホー社のベース・キャンプの一部                                                                                                  

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南ゴビ砂漠の真只中に掘削現場がある

 

                                                                アイバンホーの副社長の説明によると、この鉱床は世界最大級のものであり、今後35年間のうちに、銅1500万t・金320tの採掘を予定しており、さらに長期間採掘可能とのことでした。

 アイバンホー社が 採掘権を有する土地の面積は なんと 13万9千平方キロ、たて坑は 地下約1500mまで掘り、現在450mまで掘削済みとのこと、初期投資額は約20億ドルにも及ぶ大規模プロジェクトですが、2~5年間で回収可能とのもくろみだそうです。

 ちなみに 銅量が1000万tを超える埋蔵量が見つかったのは 世界で5鉱山のみということから、将来 大鉱山に発展する可能性が大きいと言われています。

 さらに オヨートルゴイ鉱床の近くには、タバントルゴイ石炭鉱区があり、埋蔵原料炭は51億トン程度=オーストラリア全体の原料炭の十年分の生産量に匹敵する規模と見られており、日本・カナダ・ブラジル等の大手企業が大規模開発を行う機運が高まっているとのことでした。

 まさに モンゴル国は 各種地下資源という宝の山に恵まれ、今後 いかようにも発展しうる可能性を持つ国であるといっても過言ではないでしょう。

 その モンゴルと我が日本が今後どのように付き合っていくべきかについては、後程 述べようと思っています。

 ところで、我々は アイバンホー社を訪れたゲストとしては初めて、地下450mのたて坑掘削現場まで、土砂搬出用バケツ(直径1.5m)に乗り込んで、垂直に降りるという体験をすることができました。

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オヨートルゴイ鉱床のたて坑の中、地下450へバケツにのっていざ出陣(お隣さんが誰だかわからない)

                                                                    まさに 宇宙服を着込んだような格好をさせられ、身動きの取れない状態での下降ではありましたが 深度450mの緊張感を味わうことができました。

 尚 1日に 掘削できるのは1日3m位、1500m掘るのに何日かかるのでしょうか。

 また 同キャンプは 南ゴビ砂漠のど真ん中に 大型ゲルや住居用ゲルが建ち並び、大勢の従業員が集団生活(日本流飯場生活)をしていますが、昼食に何とステーキが出されたのには 若干驚きました。

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