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2008年3月17日 (月)

13の顔を持つ男-伊丹 十三-

1  池内岳彦        2  音楽愛好家

3  商業デザイナー    4  俳優

5  エッセイスト        6  イラストレーター

7  料理通            8  乗り物マニア

9  テレビマン            10  猫好き

11 精神分析啓蒙家    12  CM作家

13 映画監督 

 多彩な才能を発揮し、趣味人としても一流の見識を持っていた伊丹十三は、映画監督である父 伊丹万作の故郷 松山市で青春時代を過ごしています。

 彼の足跡を具体的な資料でたどることができる伊丹十三記念館が 松山市にオープンし、宮本信子さんが館長を務められています。

 是非一度 訪れたいと思っていましたが、なかなか機会に恵まれず、先日漸く訪問することができました。 

 黒で統一された 木造平屋の洒落た外観の記念館横には、やはり黒色の車庫があり、生前 伊丹十三が愛した黒のベントレーコンチネンタルが納められています。

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                                                                                                                                                                                                       そして記念館には、常設展示室と企画展示室、粋なカフェと収蔵庫、中庭で構成されており、人間伊丹十三を大いに語る展示品多数が 私達を伊丹ワールドへと誘ってくれます。

 その一部を紹介しましょう。

  • 本名 池内義弘(父は岳彦と呼んでいた)が、小学校1年生の時に描いた 子供らしからぬ野菜の絵
  • 昆虫図鑑並みの見事な細密描写をしている中学1年生の時の昆虫観察ノート
  • 愛用のヴァイオリン
  • 様々なエッセイの原稿や鉛筆デッサン風のイラスト
  • 料理用の鍋・食器・包丁 そしてレシピ
  • 放映された話題の映像 数々
  • 放映されたCM映像                       ツムラ日本の名湯・一六タルト・西友お中元・タカラ缶チューハイ・味の素マヨネーズ 等々
  • 伊丹十三脚本監督の全十作品のポスターとチラシ
  • 伊丹十三が好んでかぶっていたボルサリーノの中折れ帽

 当日の企画展は、伊丹十三の映画監督デビュー作であり、日本アカデミー賞を受賞した「お葬式」のセットや絵コンテが展示されていました。

 伊丹十三が実際に体験した義父のお葬式に想を得て 第一稿をわずか一週間で書き上げたこの作品、実は 全編にわたる綿密な絵コンテを作り、イメージを完璧に把握した上で 撮影にのぞんだそうです。

 その絵コンテの数 何と300枚 このすべてが展示されていました。

 またCM作家として 自らが書いた台詞を、伊丹自身が語り出すCM、ふつうのCMとは空気の違うCMを映し出すテレビの前では、足を釘付けにされたように見入ってしまいました。愛媛地域で放送されているお菓子「一六タルト」のCM、伊丹が話す「正調」松山弁を最後に紹介します。

「まあ、お聞きや、どうててこうてて、わしゃタマゲタぞよ。どがいにも こがいにも、よいよいじゃが~。こんながねや~、一六のタルトを送ってきたんじゃが、ほよほよ、あのよもだぎり言よるんが、おまえの~、一六のタルトぞ~、わしゃもうおとろしいかえ~。」

 私はこの意味を完全に理解することができます

 是非一度 愛媛松山の伊丹十三記念館にお運び下さい。

 宮本信子館長になりかわり、ご案内申し上げます。

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