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2008年4月30日 (水)

みなし否決と再議決

 現在 約1時間遅れで 衆議院本会議が開かれています。

 ガソリン税等の暫定税率を復活させる租税特別措置法改正案の再議決をするための本会議です。

 何故 1時間も本会議開会が遅れたのか。 民主党の多くの議員が 河野衆議院議長の本会議場入場を妨害するための実力行使に及んだからです。

 河野議長から 冒頭、このような暴力的阻止行為に対して 強い憤りを覚えるとの表明がなされました。

 誠に残念な事態です。

 しかし、もっと残念なことは、我が参議院において、2月29日に衆議院から送付された本改正法案が 2週間以上審議をされることもなく、さらに 60日過ぎた現在においてすら、賛否を明らかにすることもできなかったという事実です。

 現在 自民・公明の与党が 政権政党としての責任ある立場にありますが、参議院の運営においては、その第一党たる民主党が主導権を持っていることはいうまでもありません。

 採決する気がなければ、いつまでも審議を引き延ばすことができるのです。

 参議院が良識の府として、あるいは 再考の府として、国民の負託にこたえることを放棄することは、自らの存在を否定すること、すなわち 参議院無用論に通じてしまいます。

 政府提案の改正法だけに留まらず、民主党自身が提出した議員立法の法案すら採決をせずに 60日のみなし否決に到った今回の事態は、国会 特に参議院の将来に暗雲をもたらすことになってしまうでしょう。

 本当に残念です。

 大切な法案を審議しないが故に、朝令暮改の如き政治に翻弄され、迷惑を被っている地方自治体や 混乱をするガソリンスタンドの経営者や客に対して、一方的に政権与党に対する批判のみに終始し、自己批判の全くない民主党が 果たして政権政党たりえるのでしょうか。

 小沢代表が大連立騒動のとき語ったように、現在の民主党には まだまだ政権担当能力がないという認識に 今改めて同意するものです。

 ところで、政策には国民全員が納得し賛同を得るものは 数限られています。

 その多くは、一部賛同できない人がいようとも、よりベターな方向へ向けて 提案せざるをえません。

 今回のガソリン税等の特別措置法にしても、国民にとって メリット・デメリットが明確です。

 ガソリンが25円安くなるというメリット。

 予算の確定した地方財政に歳入欠陥を起こし、その補填の為に 赤字国債を発行して将来の有権者にツケを廻わすというデメリット。地方活性化のために 真に必要な道路を建設することができないばかりか、地方経済や雇用に 大変な不安を生ぜしめさせるというデメリット・・・・。

 政策の具体的判断材料として 政治家 及び マスメディアは 扇情的な情報提供ではなく、メリット・デメリットを明らかにする冷静な対応が必要であり、その上で 有権者の適切な判断を仰ぐようにしなければなりません。

 でなければ 日本は滅んでしまいます。

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