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2008年5月 7日 (水)

胡錦濤主席 訪日

 GWの最終日 5月6日の午後、十年ぶりに中国国家主席の胡錦濤氏が訪日されました。

 当日夕刻には 福田総理も出席しての私的夕食会が開催され、本日は 皇居での天皇・皇后両陛下主催の歓迎セレモニーに出席して 両陛下と会見。

 さらに 総理官邸において 福田総理らと会談し、「戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明」に両首脳が署名され、夕刻の両陛下主催の晩餐会に臨まれる予定です。

 10年前、当時の江沢民国家主席が訪日された時のことを思い出します。

 明日へ向けての対話ではなく 過去の歴史問題を前面に打ち出した江沢民主席の姿勢に対し、多くの日本人が違和感を感じました。

 逆に 今回の胡主席は 対日重視の姿勢を鮮明に示し、日中関係強化なくして 両国の発展やアジアの平和・安定はありえないとの認識を 明確に表明されたと受けとめました。

 日中両国が 共に 平和・友好・協力の道を歩み、未来へ向けて戦略的互恵関係を さらに強化することが、アジア 及び 世界の平和と安定に寄与することは間違いありません。

 今回の胡錦濤主席の訪日が、「日中関係飛躍の年」として より密接な日中関係のレベルアップにつながるよう期待するところです。

 しかしながら、一方では 日中両国間には多くの懸案事項が存在することも事実です。

  • 東シナ海ガス田開発問題
  • 中国産冷凍ギョーザ事件
  • チベット問題
  • 領土問題
  • 国連改革(日本の常任理事国入り問題)
  • 環境問題    等々

 どの問題一つとってみても、その取り扱いを間違えれば、両国間の重大な懸念材料となりかねない問題です。

 率直に言って、この懸案事項故に、日中間の関係が 現在必ずしも良好ではないという見方もあります。

 両国の首脳相互の訪問により、政治的あるいは 経済的に 日中間の関係が さらに深まることを願うものですが、政治家や経済人だけにとどまらず、両国国民一人一人の相互理解が 未来へ向けて さらに発展していくことが肝要です。

 両国首脳に対し、是非とも率直な意見交換を進められ、諸問題解決が 早期に図られるよう期待します。

 同時に 各々の自国民に対し、十分な理解を得ることのできる話し合いが展開されるよう期待するものです。

 パンダの借り受け、共同研究は、日本国民にとって グッドニュースではありますが、それ以上に必要なことは、国民一人一人が相互理解できるような環境づくりを リーダーが責任を持って推進することでしょう。

「日中間の青少年交流をもっと進めよう」

「そのためには、是非とも反日教育を改めてもらいたい」

 いろいろな意見がありますが、8月8日から始まる 北京オリンピックの成功を全世界の人々と共に 日中両国民も 心から喜び合えるような 成熟した関係が構築できるよう 互いに全力を傾注しなければならないと確信するところです。

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