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2009年10月20日 (火)

この一冊 『坂の上の雲』

 10月20日号の自由民主「この一冊」のコーナーで、小説『坂の上の雲』を紹介いたしました。

”大きな「壁」を乗り越える強い意志に学ぶ”

 私がこの雄大な歴史小説を初めて読んだのは松山市の愛光中学時代で、かなりの長編でしたが、物語の面白さにグイグイ引き込まれて読破しました。

 特に第1巻では、日本が急速な近代化を迫られた明治という時代背景の下、高い志を持つわが郷土の先輩たち(秋山好古・真之兄弟、正岡子規)が、それぞれの「坂の上の雲」を見つけようと発奮する姿が描かれています。「公」のために命をかけようと努力する彼らの姿を、自分の将来像に重ねて感激したものでした。

 この小説では児玉源太郎や東郷平八郎など、日露戦争を戦った軍人たちの力量や人柄も描かれていますが、乃木希典大将が無能の将軍だったと書かれていることに衝撃を受けました。

 15年前の愛媛県議時代、二〇三高地(中国・遼寧省)の戦跡を訪れた私は、乃木将軍の指揮下でこの丘を突撃した兵士たちの心情はどうだったかと想像したことがあります。

 今、一政治家として思うのは政局が混乱期にある今こそ、『坂の上の雲』の主人公たちのようにこの国のあるべきかたちをもう一度見直し、子孫に誇れるような日本国をつくりあげていかなければならないということです。そのためには時代の閉塞という大きな「壁」を乗り越える必要がありますが、その先頭に立つ私たちは何よりもまず、壁を乗り越えようとする強い意志を持たなければならない。この国民的な小説はそのことを示唆していると思います。

 ちなみに松山市では今、中村時広市長の発案で市内全体を「屋根のない博物館」に見立て整備しようという「『坂の上の雲』フィールドミュージアム」構想が進行中で、秋山兄弟の生家も復元されました。

 今年の11月から、小説を原作とするNHKスペシャルドラマが3年にわたって放送されることが決まり、新たな”坂の上の雲”ブームが起きることが予想されます。

 私の郷里の今治市でも、ロシアのバルチック艦隊を迎え撃つための砲台跡が小島にあり、以前顕彰したところですが、こうした流れの中で愛媛県全体への注目度が上がることを期待しています。』

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