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2009年11月15日 (日)

ODA視察⑩ 日本企業駐在員の願い

 15日夜の大使公邸における現地日本企業との意見交換会は私にとっては最後のアフリカの夜である。

 シャンパン・ワインに和食と現地料理の二重奏。

 特にケニアの主食である白とうもろこしの粉を固めて作った「ウガリ」やケールの一種である「スクマ」のスープなど大変興味深いものであった。

 もっと興味深かったのは、現地日本企業で苦労している駐在員の話であった。

 その一部をちょっとだけ報告する。

「日清のヌードル販売戦略は大変困難を極めた。アフリカの子ども達にとってうどんやそばは、虫のように見え、お湯を入れずにつぶして食べてしまう。」

「ケニア水力発電ソンドミゥのダム建設は、第一期工事を設計・施工とも日本企業が請け負った。二期目は、設計は日本企業のままであったが、施工は中国企業になってしまった。残念ながら、安かろう・悪かろうではないけれど、中国企業は設計どおりに施行してくれない」

「日本のODAのスピード感は遅すぎる。そこが中国との根本的違いであり、中国はやると決定したら、もう翌日から工事にかかる位である」

「今後日本企業がケニアへ投資する場合の問題点としては、

①マーケットが小さすぎる

②労働賃金が意外と高い(ケニアの国会議員の給料と日本の国会議員の給料はあまり違わないという事実に私はびっくりしていた・・・)

③汚職体質がまだ十分改善されていない

④輸送コストが高い

⑤法整備が大変遅れている

などの問題点がある。

 是非日本政府のスピード感溢れる支援を望み、新JICAとの連携を進めたい」

 そして、「ライオンのおしっこをかけられることは、ケニアでは幸運を招くと伝えられている!」

 楽しい一時を過ごしてホテルへ帰り荷作りをして就寝。

 翌16日はウガンダへ向かう同行メンバーとナイロビ空港で別れを告げ、私は一路アムステルダム経由、成田へと1日がかりの帰路についた次第である。         ナイロビへの道中↓Img_0443_2

 大変意義あるODA欧州・アフリカ視察を終え、他メンバーの旅路の安全を願いつつ、日本の土を無事踏むことができた。

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